ご当地落語
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岩沼プチご当地落語

日時
20221011(火)
ご当地
宮城県岩沼市
※コロナ禍によって現地開催は延期となり、東京都六本木「ゆにおん食堂」で公開収録
落語家

桂竹千代落語芸術協会二ツ目桂竹千代

五代目圓楽一門会 二ツ目三遊亭萬丸

二ツ目柳亭信楽

立川寸志立川流二ツ目立川寸志

宮城県の中央部、仙台市の南17.6kmに位置。市域は、東西約13km、南北10km、総面積60.45km2を有する都市であり、西部の山岳地域から東部の太平洋岸に至るまでなだらかに広がった平野が展開し、南部の市界には、阿武隈川が東流し仙台湾に流入している。また、東北本線と常磐線の分岐点、国道4号・6号の合流点であり、さらに東北地方の国際化の玄関口となる仙台空港が所在するなど、交通の要衝である。本市は、かつて「門前町」、「宿場町」として栄えてきたまちであるが、その後、「臨空工業地帯」の一角としての立地的優位性から大小の企業が進出し、工業都市の性格も加わり商工業都市として発展。昭和46年市制施行。

引用:宮城県岩沼市公式サイト

新作落語台本

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『 竹駒奴 』

作家/演者 桂竹千代

岩沼の方、7人にインタビューさせて頂きましたが「岩沼の名所は?」と聞いた時に皆が口を揃えたのが、日本三稲荷でもある「竹駒神社」。実際に私も案内して頂いた場所だったので、落語のテーマはこれでいこうと決めました。中でも「竹駒奴」という神事の槍を投げるところが見応えありということでそれを題材に創作しました。重たい槍を投げる所作、祭りの掛け声などはYouTubeで勉強しました!祭りで使う毛槍を特別に持たせて頂いたので、臨場感ある所作が再現できたらと思っております。インタビューさせて頂いた方々のお名前、地元のお店の名前、岩沼の他の名所も登場させてます。これはわかる人だけがわかるお楽しみということで。我ながらいいサゲができましたのでぜひご覧ください!

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『 賃上げ交渉 』

作家/演者 三遊亭萬丸

玉浦地区の取材はとにかく資料で溢れました。初日の散策では資料を手に望み、ガイドの方のご自宅で一度概要の説明を受けてから、矢野目城の名残である「桝形」や「お堀」、あるいは昔ながらの門構えなどなどをめぐりました。二日目のインタビューの前に事前資料を渡され読んでおくよう指示され、お話してくださる地域の方もそれぞれが資料を持ってくる…。 情報に飲み込まれる思いでございましたが、その根底にあるのは、玉浦の歴史を知りたい、あるいは知ってもらいたいという情熱や、地域の方の親切心ではないかと感じました。資料を駆使して歴史モノの噺を創り上げるという手もありましたが、それでは私の感じた情熱、親切を表現できないのではないか。今の玉浦の良さをアピールできないのではないかと思い、現代を舞台にした噺になりました。テーマは「温故知新」と「度を越した親切心」です。大仰な表現をしておりますが、内容はバカバカしいものです。また、すべてフィクションでございます。岩沼にこんな安月給な会社は存在しません。 是非お楽しみくださいませ。

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『 イワヌマン 』

作家/演者 柳亭信楽

岩沼市老人クラブの方にお話を伺った時に、「岩沼ってどんなところですか?」と聞くと「話題性はないが住みやすいところだね。」とおっしゃっていたのが妙におかしく、その文言を元にネタとさせて頂きました。その穏やかな岩沼市に暮らす暖かい家族の日常に、謎の闇組織がやってきて大騒動が巻き起こり、、、というナンセンスなネタです。ナンセンスヒーローコメディに岩沼ネタをちりばめてみました。

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『 ビッキの神社 』

作家/演者 立川寸志

岩沼では西の山沿いの地区を取材させていただきました。金蛇様(金蛇水神社)という金運の神様の由来が面白く、すぐに「これが軸だ!」と決まりした。そこに、『奥の細道』の旅で岩沼に立ち寄ったという松尾芭蕉を絡めた擬古典落語です。金蛇様を訪れた芭蕉が神社の由来にかかわる蛙の子孫と出会い、頼みごとをされる。さて、その内容とは…。「ビッキ」は岩沼方言で蛙のこと。名物「はらこめし」(いくらをのせた炊き込みご飯)にも触れています。岩沼の地元で配布されるカレンダーの9月の写真ははらこめしなんだとか。。いい土地だなあ。ほのぼの風味の一席です。

新作落語の台本について
口演のための台本としては、ご自由にお使いください。
印刷物として配布や出版での二次利用はお止めください。
作品中の固有名詞は変更せず、そのままご利用ください。
自由にギャグを足してください。
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