『 海の約束 』
作家/演者 立川こしら
「静寂」川棚の海を見た時に最初にイメージした言葉です。地形的に波が発生しないと言うことは頭では理解できますが、その静かな佇まいに、何か神秘的な力を感じずにはいられません。人生初のシーカヤックを体験した時に現れたのが八大龍王でした。飾らない素朴な神社は神々しさを感じるのは私だけではないでしょう。後日、海岸沿いを歩いて訪れた際には、満潮になると戻れない(道がなくなってしまう)というハラハラドキドキも相まって、人の力ではどうにもならない自然の雄大さと力強さに圧倒されました。海を守るという言い方に違和感を覚えます。私達は海に生かされているんだから、感謝を忘れてはいけない。そんなメッセージを込めた落語です。