『 こけしの気持ち 』
演者 立川志獅丸 / 作家 ナツノカモ
車で土湯温泉へ。真っ先に目に入ってくるのは橋の欄干になっている大きなこけし。それほどまでにこけし文化が根付いている土湯温泉。
物語は、好きになった女の子にプレゼントするこけしを、近所のおばあちゃんのお店に買いに行く翔太の甘酸っぱい話。
おばあちゃんをどのように演じようかずっと考えていましたが、観光の時間に寄った「山根会津屋」さん。ここのおばあちゃんとお話させていただいて、イメージがバチッと浮かびました。これもご当地落語ならではの事。会津屋さんのこけしを作っているのはおじいちゃん。どんな思いが込められいるのかをおばあちゃんが丁寧に説明してくださいました。こけしに込められた思いと、そのこけしに思いを込めて贈る少年。翔太の初恋。あのなんとも言えない感じがより浮かび上がるように、少しおじいさんがこけしに込めた思いを人間臭くコミカルにしてみました。
こけし、欲しくなるよ。